その2 ではエクステリアを、
その3 ではインテリアを紹介しました。
今回はエンジンルームやそのほかの部分を紹介しようと思います。
エンジンルーム
フロントカウル、エンジン
フロントカウルを開けたところです。プロトタイプはボンネットがなく、フロントカウル全体がガバッと開く構造のようです。空色のエアクリーナーがやたら目立ってきれいです。
エンジンはファミリアバンのものとのことでした。推測ですが、ファミリアバンは1985年までの5台目 BD型までがFRだったようなので、こいつのエンジンなんでしょうかね。
フロントカウルを裏側から見た写真です。樹脂製とおぼしき補強構造、ポップアップヘッドライトの格納部分なんかが分かりますね。
かわいい!
ちょっとツリ目のやんちゃ小僧感ある!
幌カバー
その1 で福田氏から少し話を聞いた幌カバーですが、 後ろから見た全体像はこんな感じです。空力特性もよさげでかなりかっこいいのでNAではこういうのが無くて残念…と思ったのですが、よく考えたらこんなのがあっては屋根を閉めたときにしまう場所が無くて詰みますね。
ほとんどすべての人にとってはどうでもいいことだと思うんですが、幌カバーの両サイドにこのような切れ込みがあるんです。 これがなんなのか気になって気になって、幌か、幌カバーのヒンジのような気もするんですが、でも分からずじまいでした。福田氏に聞けばよかった。
タイヤとホイール
ホイールもこれまたSA22C型RX-7のものですね。 タイヤはそれに合わせて205/60R14です。NAでは185/60R14でした。
終わりに
マツダ R&Dセンター横浜
今回、AUTOMOBILE COUNSIL 2019 で見たロードスタープロトタイプの紹介してきましたが、 今年はロードスター30周年ということで記念イベントが全国各地で開催されており、このプロトタイプもいろいろなところで展示されているようです。
そしてこのプロトタイプは普段は横浜の マツダ R&Dセンター に保管されている、のかな?ロードスターはすでにマツダの最大のレジェンドですので、このプロトタイプも大事に後世に受け継いでほしいものです。
「開発本」が2019年になって改訂
この一連の記事を書いている間に、『マツダ/ユーノス ロードスター 日本製ライトウェイトスポーツカーの開発史』が改訂されたというニュースを見つけました。
マツダ ロードスター 30周年記念、初代はどのように開発されたか | レスポンス(Response.jp)
本書は2003年に刊行された同書の改訂版にあたる。ただし、追加写真をはじめ全般に手が加えられており、特に巻頭には初版で収録出来なかったロードスター誕生までの米国での試作・プロトタイプに関しての写真と解説が大幅に追加された。
なんと、プロトタイプの紹介が大幅追加とな!この記事の存在意義とは一体w
2019年5月25日発売だそうですが、これは10月に三次で開催される30周年記念ミーティングで買うことにします!