インフルエンザと足回りと車体
前回2/2の記事の直後、インフルエンザA型に罹患してしまいました。 A型のほうが症状が強いらしく、丸3日寝込みました。40度まで熱が上がって辛かったわー。
さて今回は足回りと車体をやっていきます。
足回りの組み立て
転輪
アオシマとフジミ、転輪を取り付けていきます。
こちらはグレーの成型色のフジミですが、ランナーと転輪パーツの接続部分(ゲート)が転輪の円周部分に当たらないように、サイドに付いています。 うれしい気づかいですね。おかげで戦車プラモ定番の「転輪を丸くする」作業が楽です。
緑の成型色のアオシマです。こちらは普通のゲートなので円周部分をヤスリがけする必要があります。 ちなみにこちらは転輪からサスペンションのトーションバー(横棒)が伸びています。車体にこのサスペンションのバーをぶっ挿して、内部の穴に固定するのですが、その固定位置によって車高の高低を変えて組むことができます。 今回はノーマル車高で組むことにしました。
アオシマ。 アオシマは転輪まわりのモールドが細かいほか、上部転輪が3個再現されています。
フジミ。転輪の軸が車体から生えています。アオシマよりシンプルな造形ですね。上部転輪も省略されています。
いきなりですが塗装しました。
戦車プラモは組み立ててから塗装するのがセオリーのようなんですが、筆塗り派の私は転輪を組んで履帯を取り付けてしまうと奥が塗れなくなってしまうのが嫌だったので、先に塗ることにしました。
タミヤアクリルXF-72茶色(陸上自衛隊)と、XF-73濃緑色(陸上自衛隊)です。どちらもつや消しが強く筆ムラなく塗りやすかったです。
起動輪(スプロケットホイール)
フジミの起動輪(スプロケットホイール)なんですが、どうも「歯」のディテールが弱いです。円周からほんの少しギアっぽい出っ張りがあるだけで、しかもバリと一体型になっていてうっかり削り落としてしまいそうです。
こちらはアオシマの起動輪。こちらは普通です。
バリを取ってできるだけ起動輪ぽく見えるように歯を目立たせてみましたが、起動輪の歯車っぽさが少なく、どうにも心もとないです。 なんでここだけこんな微妙なんでしょうねえ。
車体
車体を製作していきます。ある程度組んでは塗装をするという世の中の常識からするという、かなりイレギュラーな手順です。ちなみに今回は微細なモールドをつぶさないために、サフは吹いていません。 まあサフは面倒くさいからなんですけどw
さて塗ってしまったのでフジミとアオシマの区別がしづらいのですが、ご容赦ください。
正面
アオシマの正面顔です。アオシマはクリアパーツが同梱されていて、ヘッドライトはクリアなレンズパーツを裏側からあてがう方式となっています。 裏側をフラットアルミで塗っています。
さらにヘッドライトのメッシュカバーがエッチングパーツで付属していますので、アオシマはヘッドライトまわりが気合入りまくりで素晴らしい。
牽引フックが片方無いのは、弾き飛ばして紛失したからです。おうふ…。
フジミの正面です。フジミはクリアパーツはないので、ヘッドライトをHアイズにして透明化しています。マスキングテープしちゃってて見えませんが。
ドライバーズハッチ周辺
アオシマの車体、ドライバー用ペリスコープ(覗き穴)周辺です。 向かって右側の4つのメッシュ部分のモールドがものすごく細かいです。あまりの細かさに最初はここにモールドがあることに気づきませんでした。
フジミの同アングルです。 アオシマと比べるとドライバー用ペリスコープの後ろ、砲塔リング周辺の段差が無いです。想像するに先行して発売されたフジミ版は砲塔の下で見にくいこの部分は取材しきれなかったか、試作車の形状のままなんでしょう。 ただしペリスコープ上のボルトや左側の取っ手などのモールドはアオシマより繊細ですね。
メッシュのモールド
車体後部のメッシュ部分のモールドです。
アオシマです。フロントと同様、微細なモールドがされています。 網目は0.1mmか0.2mmくらいでしょうか。写真に撮らないとモールドがよく見えないほどの細かさです。 タミヤアクリルを薄めで筆塗したのですが、網目がつぶれまくりです…。
ちなみに後述しますが、アオシマのキットはメッシュ部分はすべてエッチングパーツが付属しています。ところがエッチングパーツの網目の方が荒いんですよね。まあ今回はエッチングパーツ貼りましたが、じゃあエッチングパーツなしでもいいじゃん、となりそう。
フジミです。 のっぺりとした3枚の板は残念ポイントですね。純正のエッチングパーツが別売りされていますので、ここは使いたいところです。 (まあ私は今回は買わずにパスしたんですが)
続きます。 次はエッチングパーツとかかな~。