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アオシマとフジミの1/72 10式戦車を作り比べる その2

ゾロ目2020-0202

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さて、前回から軽く2週間以上経ってしまいました。関係ないですが本日は2020年02月02日、令和2年2月2日とゾロ目の日です。 アオシマとフジミの1/72 10式戦車、作っていきます。

砲塔の組み立て

2つのプラモを同時並行に作成するのは初めてなのですが、細かな違いが分かって面白いですね。

戦車長キューポラとかサイトとか

アオシマとフジミの違いを気にしながら作っていくと、まず最初に目についたは砲塔上の主要パーツでした。 これが意外と違いがある。

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まずアオシマ。左の2段重ねの箱が車長用視察照準器(車長用サイト)、右が車長用キューポラです。あとすでに接着していますが砲塔の左上部に載っているのが砲手用視察照準器(砲手用サイト)です。

車長用、砲手用サイトの大きさや形状は実物に近いです。キューポラはモールドがとても精密です。まわりをぐるりと12.7mm重機関銃の銃架のパイプが囲み、その内側を多数の穴があるのがよくわかります。

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こちらはフジミ。左から 車長用視察照準器(車長用サイト)、車長用キューポラ、砲手用視察照準器(砲手用サイト)です。

車長用サイトは台形の上に載るサイト部分が小さいです。砲手用サイトも特に前後方向がアオシマより短めです。 キューポラは3段重ねのパーツです。ハッチと銃架のパイプまわりがあっさりしたモールドですが、一番下のスコープ部分がやたら精密なのがアオシマより勝っている点ですかね。まあ組み立てたらほとんど見えない部分なんですが。

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実車だとこんな感じです。車長用サイトの大きさとかキューポラの下部のスコープとかは分かりますかね。

後部ラックのエッチングパーツ

アオシマエッチングパーツが付属しているので、後部ラックのメッシュを再現できます。箱を3つ作ってラックに載せるんですがまあそれはなんとかなったものの、さらに1mmくらいのフックを15個も接着するというシロモノでした、これは私のスキルでは無理。秒であきらめましたw

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これ(21番)を

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こうじゃ。

じゃあフジミのほうはエッチングパーツがないぶんショボいかというと全然そんなことはなく、プラパーツの再現度はアオシマより良い感じです。

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アオシマの後部ラック。メイン部分のほか、左サイドに2個の箱型のエッチングパーツが接着されてます。

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フジミ。ラックのフレームのディティールが精密。 こちらのサイトなんかが参考になります。

砲塔をじっくりねっとり比較してみる

ひととおり砲塔を組み終わりました。 両者を並べてじっくりねっとり眺め、常人なら気にしないであろう違いを見出してみます。う~ん楽しい。

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全体のプロポーションは緑のアオシマのほうがスリムに、グレーのフジミはなんとなく平べったく見えます。 全体の形状の好みはアオシマですね。

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上述したようにキューポラや車長用サイト、砲手用サイトなどの形状の正確性はアオシマの方が上です。ただしサイドの複合装甲あたりを見ると、フジミのほうがエッジやモールドが繊細でシャープなんです。このへんはさすがフジミ。

次回は足回りと車体ですかねー。