完成ギャラリー
珍しく雪が降ったので、屋外で雪と一緒に撮影してみました。
冬季迷彩はしてないんですけれども。
前回が製作編だったので、今回は完成後の写真集です。
全周ショット
右前方。
正面。
T-35は全長9.72mもありながら全幅は3.20mしかなく、正面から見ると迫力に欠けるきらいがあります。
ちなみにティーガーⅠは車体長6.3m、全幅3.7m。
左前方。
この角度が多砲塔戦車であることが一番よく分かりますかね。
左側面。
左後方。
車体の後ろ半分は吸気口やファンで占められています。
フェンダー上に牽引ロープ、ツルハシ、棒状の何かといったOVM。
後方。
右後方。
こちら側のフェンダー上にはのこぎり、斧、シャベル、バール、そして予備履帯。
星マークの上あたりにはジャッキとクランクが搭載されています。
T-35は図体がでかいせいか、OVMの配置にやたら余裕があります。
上面。車体が細長い!
なにしろ長さが幅の3倍あります。
サイドスカートありなし
サイドスカートの着脱をできるようにしました。
通常時。
サイドスカートを取っ払った状態。
ネオジム磁石が2個見えています。
実車だとこんな感じです。World War Photos (www.worldwarphotos.info)より。
ディテール
主砲塔と前部の副砲塔です。
主砲は1㎜で砲口を開けています。主砲の隣には同軸機銃あり。
後部の副砲塔たち。
機銃砲塔の機銃の下にある半円状のガードレールや、副砲の下のガード2本は、それぞれの砲が下を向きすぎて車体を撃たないように俯角を制限するためのものと思われます。
車体前部。
ヘッドライトはHアイズの透明パーツ2.8mmにしています。
あと、地味ですが左右フェンダーの前端が垂直になっているところ、エッジを薄くしています。
車体後部。
ファンカバーのスリットをうすうすにしたのと、その前方にある排気口の穴あけをしたのがいい感じになっていてお気に入りです。
実車だとこんな感じで、スリットはペラペラです。
これもWorld War Photos (www.worldwarphotos.info)より。
いろいろ撮り比べ
屋外の自然光で撮ってみました。
人間を添えてみるとT-35の大きさが分かると思います。
履帯が目の高さです。
あやしいガスマスク兵はObj.279付属のものなので時代はまったく合ってないですが。
同時代のT-28中戦車との2ショットです。
砲塔(主砲塔・機銃砲塔)はたぶん同じですね。
T-35重戦車とその次世代のKV-1重戦車です。
KV-1のほうが重武装・重装甲ながら小型で合理的な形状です。
T-35の装甲20-30㎜に対しKV-1は砲塔車体とも70-75㎜と、当時としては超厚い装甲を持ちながらも重量は45tでほぼ同じだったことでも分かります。
同じころ(1930年代後半)の日本の最新鋭 九七式中戦車と比べてみました。
大きさの差が際立ちます。
とはいえ九七式が特別小さかったわけではなく、全長5.55m×全幅2.33×全高2.23mは同時期のソ連BT-7(全長5.56m×全幅2.29×全高2.42m)とほぼ同じなので、T-35が巨大だったというべきですね。
正面比較。
データ
製作データ
- モデル : ズベズダ(Zvezda) 1/72 ソビエト重戦車 T-35
- 購入:2021年6月
- 製作:2021年9月~10月
参考サイト
World War Photos
https://www.worldwarphotos.info/gallery/ussr/tanks-2/t-35-tank/
実車の写真を探すと大抵ここにたどり着きます。
Panzers!.. ©Edward
膨大な実車写真があります。ロシア語の個人サイトっぽい。
http://grayknight.narod.ru/T-35_info/T-35_info.htm
Информация о тяжелых танках Т-35 (重戦車T-35に関する情報)
http://grayknight.narod.ru/T-35/T-35.htm
Советский тяжелый танк Т-35 (ソビエト重戦車T-35)
プラモ日記
https://plamo-diary.com/tag/t-35/
世の中にあまりないT-35の製作記で、1/35ですが大変に参考になります。
サイドスカートをスクラッチしていてすごい…。