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グランドセイコー SBGX267 の年差を測ってみた【年差0.3秒】

1年前の2022年2月にグランドセイコー SBGX267(チタン外装のクォーツモデル)を購入しました。
1年間での時刻ズレを計測してみたのでメモっておきます。
あと少々の感想など。

年差を計測

計測方法

iPhoneで10分の1秒が表示できる時計アプリと並べて秒間30コマで撮影しました。 一コマ=0.03秒くらいです。 iPhoneは時刻同期されているので正確(実時刻からズレなし)という前提です。

4Kフォトについてはこちら。
4K PHOTO|DMC-LX9|デジタルカメラ LUMIX(ルミックス)| Panasonic

現在(2023年2月)の時刻ズレ

2022年2月24日時点で、実時刻から0.9秒遅れでした。



0.9秒経過。
針が動き出しました。59秒と00秒のインデックスのあいだにいます。

針が00秒のインデックスに到達。
1.0秒経過。

3枚目の写真は針がインデックスの中間地点にいますが、クォーツのグランドセイコーツインパルス制御といって1秒間に2回針が動くので、たぶんその瞬間を捉えてるんだと思います。
※厳密には針が被写体ブレしているので、止まっている瞬間を撮れたわけではなさそうです。

Vol.3 「9F」の腕時計は、なぜ針が美しく動くのか。: キャリバー9Fを読み解く | グランドセイコー、腕に輝く9の物語。 | Grand Seiko

2022年2月時点の時刻ズレ

ほぼ1年前の2022年2月23日の時点では、0.6秒遅れでした。



11分2秒6です。
針が動き出しました。
02秒のインデックスに到達。11分2秒6のまま。
11分2秒7になりました。

年差 0.3秒

1年前から比べると、0.3秒遅れただけです。 これってつまり、年差0.3秒ということでは…!
えっ、すごくない!?

グランドセイコーのクォーツ「9F62」は公式には年差±10秒です。 SBGP017など、一部の限定モデルはさらに精度を高めて年差±5秒を謳っています。
実測値で年差が0.3秒しかなかったのはまさに驚愕です。 これは当たりの個体だったかもしれません。ラッキーです。

ちなみにシチズンには年差±1秒というとんでもないモデルがありますが、完全にタメを張ってます。
年差±1秒「エコ・ドライブ」(Caliber0100)|The CITIZEN ブランドサイト

1年使ってのインプレッション

毎日着けていたわけではありませんが、外出する日は毎日着けていました。 37㎜径でチタン外装なので、重さは全く感じません。

デザインに派手さは皆無ですが、キラッキラッと輝くのでついついチラ見してにやけそうになります。 ただし他人からはグランドセイコーであることはほぼ気づかれないので気が楽です。

2か月に1回のカレンダー修正だけはちょっとまだ慣れないです。 リュウズを回す方向をいつも迷います。

今後も大事に使っていこうと思います。

おまけ:2022年7月発売のSBGP017

https://www.grand-seiko.com/jp-ja/special/storiesofgrandseiko/feature/hodinkee-4/index

2022年7月に発売されたSBGP017という限定モデルがあります。 これが非常に自分には「刺さる」アイテムだったので、ここにメモって残してこうと思います。

www.grand-seiko.com

公式サイトはこちらですが、このSBGP017の特別な点はこんなにあります。

  • クォーツでは貴重な、限定モデル。2022年はこれ1本だけ。
  • クォーツでは貴重な、独自のダイアル。そして大変美しい。
  • 雲海を表す薄い水色のダイアルに、青いGSロゴ、そして青焼きの秒針。
  • 年差±5秒、そしてそれを表すスター。

近年、グランドセイコーは自然をモチーフにした凝ったダイアルを次々と発表しているのですが、クォーツにはほぼその選択肢はありません。 こういったダイアルはたいてい限定モデルとして発表されるのですが、クォーツの限定モデルはほぼ出ないのです。 2022年は限定モデルが14本出たようですが、クォーツはこのSBGP017の1本のみです。

このSBGP017はいまのところクォーツグランドセイコーで唯一の「凝ったダイアルの限定モデル」であり、しかもそれが非常に上品で美しいのです。

あぶなかった。
7月に出たから冷静にスルー出来たものの、SBGX267購入前に発表されていたらこちらを買っていたでしょう。 いや、SBGP017が37㎜で、ダイアルが白系だったら、もう買い替え不可避でした。