続き:FLEXISPOT電動昇降式デスク
前回の続き、 FLEXISPOTの電動昇降式デスク、組み立て編 です。 といってもさほど大した作業ではなく、丁寧にやっても2時間くらいで出来ちゃいます。
前回の再掲ですが部品構成は以下の通り。
項目 | 内容 | 金額 |
---|---|---|
脚フレーム | FLEXISPOT 電動昇降式脚フレーム EF1 ブラック | 26,000円 |
天板 | マルトクショップ ゴム集成材フリーカット 550mm×1100mm×25mm | 16,200円 |
ケーブルトレー | FLEXISPOT ケーブルトレーCMP502 ブラック | 3,000円 |
デスクライト | 山田照明 Z-LIGHT Z-N1100 | 9,490円 |
ワゴン | IKEA ロースフルト グレーグリーン | 3,999円 |
引き出し | 粘着テープ式の小型プラスチック引き出し | 約1,000円 |
合計 |
59,689円 |
必要な工具
ドリルドライバー
ないと困る工具は電動のドライバーとドリルです。 ネジ締めと下穴開けに使います。
自分が使ったのはBLACK&DECKER のコード式ドリルドライバー KR112、 3000円ちょっとのお値段はAmazonでもほぼ最安、オレンジ色がかっこいいやつです。 ドリルビットはホームセンターものです。 ドライバービットはKR112付属のものでも間に合いますが、サイズと長さがいろいろ入っているこのセットはおすすめです。 ちなみに我が家はドライバーはベッセル(VESSEL)とする家訓がありますw
ドリルドライバーとインパクトドライバーどっちだ問題
DIY初心者あるあるですが、「ドリルドライバーとインパクトドライバーのどちらを買えばよいのか問題」というのがあります。 語れるほどの知識はないので、DIY系の解説記事を紹介しておきます。
インパクトドライバーとドリルドライバーの違い|買う前に知っておきたい2つの電動ドライバーの機能と使い分け | 金のなる木で大家生活
私が選んだのは、コード式のドリルドライバー です。
- 室内利用なので → 騒音少ないのが良く、コード式でも問題ない。
- 家具組み立て程度の作業であれば → パワーが小さくても困らない。
- たまにしか使わないので(年に数回とか) → バッテリー充電を気にしなくてよい。
- コストを最重視
なので、これで十分でした。
室内利用なので、ガンガン音の出るインパクトドライバーよりドリルドライバーの騒音の少なさを取りました。 安価なドリルドライバーはトルク6~8N・mで絶対的なパワーは物足りないようですが、 今回くらいの家具組み立て作業の5㎝以内のネジ締めと2~3㎜の穴開けであれば十分こなせます。
この手の工具は取り回しが良いバッテリー式が主流ですが、あえてのコード式にしました。
久々に使おうとしたらバッテリーが空っぽというのは萎えますし、空っぽのままバッテリーが劣化して数年で買い替えなんてのも容易に想像できます。
であれば、電源に挿せば即使えて劣化とかの心配のないコード式でよいです。
とはいえ家にはマキタのクリーナーがあるので、バッテリー互換のマキタのドリルドライバーという手もありでした。
8000円程度でパワーは3倍だからそっちでもよかったかな~。
そのほかの工具
六角レンチやスパナ、メジャーなんかも使いますが、家庭に転がっているもので十分です。 でなくても、製品付属の工具でもなんとかなります。
組み立て
0. 組み立て前
材料と工具です。
FLEXISPOTはかなりコンパクトにパッケージングされて届きます。
ただし20㎏程度の重さがありますので持ち運びに注意。
1. FLEXISPOT脚フレームの組み立て
脚フレームを自立する状態までサクッと組み立て。
この形になるまでは不安定ですが、一人でも作業できます。
ただし、倒したり落としたりしないように注意。
昇降用モーター部分とアルミ製のシャフトを接続します。
白い樹脂部品がかみ合わせるだけです。
反対側の脚にはシャフトの心棒部分を差し込みます。
鉛筆のような六角断面の頑丈なステンレスで、反対側の脚へ昇降のパワーを伝達します。
シャフト全体は伸縮可能ですが、まだ固定しません。
脚フレームの幅は100㎝としました。
デスクの天板から5㎝内側になる計算です。
2. 天板固定用の下穴開け
下穴を深くしすぎないよう、テープで目印を付けたら、
面倒くさいので現物合わせで下穴を開けていきます。
ドリル刃がスチールの脚と触れるとよくないので、マネしてはいけません。
下穴の大きさってどのくらいがいいか問題
普段DIYやらないマンとしては、下穴のサイズにちょっと悩みました。 木ネジ(正確にはコーススレッド)を打ち込む際には 下穴を開けないと最悪の場合木材が割れるのは理解しているのですが、穴の直径と深さがどのくらいが適正なのかが分からなかったのです。 少し調べてもケースバイケースとか木材の材質によるとかが多くて、あまり参考になりません。
このサイトでは、
- 打ち込むビス(ねじ)の径(太さサイズ)の、概ね60~70%くらいの径
- 打ち込むビス(ねじ)の長さの同じく概ね60~70%の深さ
という具体例を示してくれていました。ありがてえ。
FLEXISPOT付属のビスは径と長さが4㎜×19㎜くらいでしたので下穴は2.5mm×15㎜としました。
3. 天板の取り付け
脚フレームの取り付けには、天板の端から5㎝と3.5㎝、内側にマージンを取ってあります。
このくらいのマージンがあれば、デスクライトなどでクランプを取り付けるにも困らないはずです。
締めます。
脚フレームが固定されたので、シャフトの長さも固定します。
昇降ボタンユニットを取り付けて配線すればデスクとしてとりあえず出来上がり。
壁ピタと天板の大きさ問題
今回の天板の奥行は55cmですが、その場合、デスクを壁ぴったりに設置しようとすると問題があります【左図】
FLEXISPOT EF1の脚の前後サイズは60cmあるため、左図のように壁際に2.5cmの隙間ができてしまうのです。
壁ピタにするためには、天板の取り付け位置を少し奥にオフセットする必要があります【右図】
自分の場合は壁の一部が飛び出ていたため、結果的にオフセットはしませんでした。 なお、FLEXISPOT EF1の対応天板サイズぎりぎりの奥行き50cmの天板だと、奥にオフセットしても壁ピタはできないため注意が必要です。
4. ケーブルトレー
ケーブルトレーです。
デスクに向かったときに右奥となる位置にしました。
奥は天板から1cmくらい、横は脚と同じ5cmマージンを取っています。
昇降ボタンユニット(画像左下)は右手前に来るように取り付けています。
周辺機器の設置
Zライト Z-N1100
デスクとしては出来上がったのでここからは周辺機器です。
まずはデスクライト、山田照明Z-LIGHT Z-N1100です。
箱。
開封の儀。
ほぼ組み立てられた状態で出荷されています。
FLEXISPOTに合わせてブラックをチョイスしましたが、目立たずすごくいい感じです。
クランプ台です。
これがすごく優秀で、上から締められます。
このクランプのためだけにZライトを選んでもよいくらいです。
クランプ台に本体を挿しこんでケーブルつないで完了です。
5分もかかりませんでした。
そのほかの周辺機器
ケーブルトレーに大きめのOAタップを設置し、デスク本体、デスクライト、PCなんかのケーブルをまとめました。 マグネット付なのでかなりがっちり固定されます。
IKEAのワゴン ロースフルトも組み立てが必要ですが、特に書くことないので割愛します。 粘着テープ方式の小型のプラスチック引き出しも位置決めして貼るだけです。
てなところで、これでひとまず完成、大変快適に使っています、というお話でした。