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タミヤ 1/48 10式戦車 をエッチングパーツを追加して作る

10式戦車「ヒトマル」好きなので、またもや10式のプラモを作りました。 これまでも1/72のミニスケールを作り倒してきましたが、 今回はタミヤ1/48MMの10式です。 と言っても実際に制作したのはまる2年ほど前の2020年の4月頃です。 製作記事を延ばし延ばしにしてました。

普段はミニスケールがほとんどの自分にしては珍しく1/48ということで、 社外品のエッチングパーツを使ってディテールアップに気合を入れてみました。

10式(1/72)の過去記事はこちら。

memobun.hatenablog.com

memobun.hatenablog.com

タミヤ1/48 10式用エッチングパーツセット

エッチングパーツはDEF.MODEL社のものです。

DEF.MODEL 1/48 JGSDF Type 10 MBT Basic PE set です。

砲塔リアバスケット、前照灯のメッシュといった定番パーツのほか、 車長用サイトの外板、発煙弾発射装置の蓋のチェーン(8本)や12.7mm機関銃の弾薬箱なんかも含まれています。 さらにペリスコープや照準装置に貼るホログラムシールや転輪用のマスキングシールまで入っているという充実っぷりです。

タミヤ1/48用のエッチングパーツはTetra Model Worksからも出ていますが、DEF.MODELのほうが安いうえにパーツも多く、おすすめです。 ただ残念ながら2022年5月時点ではDEF.MODELのほうは在庫切れのようです。
※在庫状況はリンク先のHOBBY SEARCHの商品ページを参照。

参考文献『10式戦車 テクニカルファイル 必須サプリメント100』

10式戦車の製作記事のたびに参考文献として挙げている『10式戦車 テクニカルファイル 必須サプリメント100』ですが、 このタミヤ1/48を製作するために購入したものです。

装備の細部について100の項目ごとに解説してあり、さらに調達年度(C1~C4)による仕様の違いも載っていたりするので大変ためになります。 特にゴムのマッドガードの形状はすぐに見分けがつく部分ですが、タミヤのこのキットはC4仕様でした。

製作開始

作っていきます。
製作順を追っていくのではなく、気になった点やディテールアップしたポイントに絞って書いていきます。

足回り

足回りのつくりは簡素です。 以前の記事で比較した1/72のアオシマのモデルのほうがずっと情報量が多くてこだわりが伺えます。

履帯も取り付けて、先に基本塗装まで済ませました。
ちなみに1/48 MMシリーズおなじみの「おもり」を内蔵しています。

発煙弾発射装置

なんてことの無い発煙弾発射装置のパーツですが、エッチングパーツに発煙弾の蓋のチェーンがあるので、がんばって再現します。

チェーンのパーツをこのくらいに曲げて、発煙弾の蓋に接着していきます。

計8本。
砲塔を組み立てるとほぼ隠れてしまうので、先にオリーブドラブで塗りました。 車体は濃緑色と茶色の迷彩ですが、消耗品や細かい装備品はOD(オリーブドラブ)で塗られていることが多いのです。

この通り、出来上がるとほとんど見えませんでした。 あんなに面倒だったのに…!

砲口照合ミラー

元のディテールは根元だけ残して削り落とし、エッチングパーツを曲げて箱型にします。 なんとか一発でいい感じの形になりました。

フック

取っ手(フック)を真ちゅう線で置き換えます。 10式戦車は砲塔側面などフックだらけで、それらをすべて金属線で置き換えるという苦行を行うケースもあると聞きますが、私には無理ですw
なので大きめのフックを砲塔と車体合わせて10本ほど置き換えるにとどめました。

砲塔後部の場合。この4本ほど。

0.3mm真ちゅう線を切って曲げて、

このように置き換えます。 一か所、穴開けを失敗してますな。

車長用サイト、ハッチ

キットのままではかなり簡素な表現ですが、エッチングパーツが全面に用意されているのでかなりディテールアップできます。

キットの車長用サイトです。

こうなりました。 キットでは抜きの制約のためかオミットされていたフックやボルトが再現されています。 ちなみに防弾板(レンズカバー)のひさし部分は手で曲げます。 幅1㎜くらいなので少々大変です。

車長用ハッチのハッチ裏側もエッチングパーツを取り付けています。 ついでにヒンジに真ちゅう線を通して開閉可能にしています。

ちなみに実車はこんな感じです。 『10式戦車 テクニカルファイル 必須サプリメント100』より引用。

ハッチのチェーン

車長用、砲手用のハッチには開けた状態で固定するためのチェーンがあります。 DEF MODELのエッチングパーツセットにはこれが含まれているのがとても良いです。

真っ直ぐなパーツなので、適当に曲がりくねった状態にして接着しました。 キットにはチェーンの根元部分のモールドが再現されているので、位置決めは容易です。

12.7mm重機関銃M2

砲塔上部に設置されている12.7㎜重機関銃M2ですが、エッチングパーツでディテールアップする箇所が多いです。

弾薬箱(の台)は丸ごとエッチングパーツに置き換えです。 ここからさらに矢印の箇所を曲げて箱組みします。

弾薬箱台のほか、薬きょう受け、握り、照尺、銃架にこまごまとエッチングパーツがあります。 逆に銃身被筒(銃身の付け根部分))の丸穴が一列に4個しか開いてないのが気になってきますが、スルーで。

砲塔リアバスケット

リアバスケットのメッシュは10式では定番というか必須のディテールアップポイントと思います。 Cの形のフックもいい感じです。

前照灯

前照灯のメッシュも10式では必須のディテールアップです。 メッシュの内側はあらかじめ迷彩色で塗っておきました。 ほとんど分かりませんが、内部のライトもクリアパーツに替えました。

組み立て完了

組み立て完了です。
次回、塗装と車長フィギュアです。