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Thinkpad T420s 電源ジャックのパーツ交換

旅行に行ったりしていたうちにあっという間に1か月以上も間が空いてしまいました。
前回おうちのThinkpadを新しくしましたが、そのついでに故障していたThinkpad T420sのパーツ交換を行ったのでメモっておきます。

Thinkpad T420s の症状おさらい

  • 電源ケーブルを挿しても充電できない
  • 電源ケーブルを指すと「ピポ」と充電開始時のビープ音が出るが、すぐに充電断となり、再度「ピポ」「ピポ」「ピポ」と続く…すごくウザい
  • 完全にダメになる前は挿しこんだ電源ケーブルをひねって向きを斜めにしたりすると充電できていた。→ たぶん電源ジャック内部が接触不良

準備編

交換すべきパーツの特定

てっきり電源まわりはシステムボード交換が必要と思い込んでいたのですが、Thinkpadでは電源ジャックのパーツは小型の別部品になっているようでした。
ノートPCでは電源ジャックの故障はよくある話なので、メンテナンス性を考慮したためと思われます。

Lenovoのサポートサイトで検索し、交換すべきパーツはDC入力 サブカード(FRU番号:04W1699) と判明。
System service parts - ThinkPad T420s, T420si - JP

パーツの調達

ヤフオクで2,500円前後、日本の業者で5,000円のところ、Aliexpressで$11!
送料無料!
ついでに殻割り・開腹ツールのiSESAMOというポチり。国内で2,000円前後のが$1.29なので、これは安い、安すぎる。

なお、2018年10月10日に発注してDC入力サブカードはすべて到着したのが10月26日でした。

交換手順

iFixit にそのものずばりのページが。 jp.ifixit.com

ちなみにLenovoのサイトにはハードウェア保守マニュアルもあります。

交換編

DC入力サブカードとiSESAMO(のパチモン)

調達したDC入力サブカード(FRU: 04W1699)とiSESAMOです。

なんか薄汚れてる感があるので、これは廃棄した本体から部品取りしたジャンクパーツかもしれないですね。

そしてどうやら、iSESAMOはパチモンでした。
単なる型抜きしたステンレスの板で、先端が細くもないしエッジのバリがちょっと危なかったりしたので、砥石で軽く研いでおきました。

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いざ、交換

詳細な手順はiFixitにあるので、ざっくりと。

  1. バッテリーとメモリのふたを外します。ケーブルの配線を写真に撮っておくときれいに戻せます。 f:id:majikonov:20181029002911j:plain

  2. キーボードを外します。外すときはキーボードの配線を傷めないよう、動かしすぎないように。これもケーブル配線を写真に撮っておきます。 f:id:majikonov:20181029002925j:plain

  3. 表から裏へ通っているケーブル(赤、グレー、青、白、黒)を抜いて、キーボードベゼルを取り外します。 f:id:majikonov:20181029002941j:plain

  4. 液晶ディスプレイも外すと、DC入力サブカードにアクセスできます。斜めにして取り外し。 f:id:majikonov:20181029003937j:plain

  5. 取り外したDC入力サブカード。上が元々付いていたもので、こちらのほうがきれいに見えますが… f:id:majikonov:20181029004234j:plain

  6. 裏返してみると焼け焦げが!こりゃアカンわ。 f:id:majikonov:20181029004236j:plain

  7. 逆の順番に戻していって終わりです。ケーブルの配線や固定テープもきれいに元通りにしましょう。

終わりに

電源を入れたところ無事に充電できるようになり、我がThinkpad T420s、復活しました!
総額1,500円ほどの出費で直るなら万々歳です。 Aliexpressの圧倒的なコスパすごい。バッテリーとかベゼルとかも交換しちゃおうかな。

っていうか、PC修理屋に出さずに最初から自分で修理すれば良かったよね。
焼け焦げていたってことは、PC修理屋さん、ハンダ付け失敗してたんじゃ…。 2万円近くもしたのにぃ…。

ともあれ、T420sはT480のサブ機として余生を過ごすことになりそうです。
めでたしめでたし。