さてひきつづき、過去450日間の戦闘データの分析を続けていこうと思います。
今回は本命とも言うべきマップごとの勝率をついに見てみようと思います。
マップごとの勝率に差はあるのか?
マップごとの勝率に差はあるのか、あるとすればそれはどのくらい違うのか、その原因は何か。
WoTで遊ぶ人は誰しも得意な戦車、不得意な戦車ってのはあると思います。
あるいは重戦車が得意という人や、軽戦車は使いこなせないという人もいると思います。
ではこのマップは好き、よく勝てる、というのはあるでしょうか?
私はあります。
エル・ハルフや砂の川、エンスクなんかは割と好きです。
エンスクは重戦車オッスオッスマップですが、エル・ハルフや砂の川なんかはHT/MT/LT/TDどれでも立ち回りしやすい印象があるのです。
逆にセヴェロゴルスクはどうも立ち回りを毎回迷うし、プロクホロフカはだだっ広くて軽戦車以外どうもうまく動けない記憶があります。
ただ、それらはあくまでも印象です。
実際に勝率や活躍度に差があるのか見てみようというわけです。
マップごとの勝率
まずはマップごとの勝率です。
勝率50%を境に色を付けています。
なお、データ数が5に満たないマップは勝率に信用がおけないと考え、グレーアウトしています。
また、マップには「雨」「悪天候」などの気候の変化や、「夏」「冬」などの季節のバリエーションがありますが、基本的にはデータ数を散らばらせないためにできる限り1つにまとめています。
別々に計上しているのは以下のパターンです。
- 「戦争!」の付くマップは別と見なす。マップ画像でも差があるため。例) 飛行場 と 飛行場-戦争!
- 「ブリザード」「サンドストーム」「台風」は別と見なす。視界が悪すぎてゲーム性が別物であるため。そして評判が悪くあっというまにディスコンになったためw
- レッドシャイア と レッドシャイア-1944 は別マップ。
マップごとの勝率の分析
さて、勝率ですが、思ったより勝率の差が激しい感じがします。
55%以上のマップがごろごろしていますが、かと思えば勝率40%を切るマップがあったりw
これは確実に得意・不得意がありそうです。
勝率の高いマップ
勝率の高いマップ 上位10は以下の通りです。
順位 | マップ | 勝利 | 敗北 | 勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 珠江 | 9 | 4 | 64.29% |
2 | リバティフォールズ | 26 | 14 | 63.41% |
3 | ツンドラ | 28 | 17 | 62.22% |
4 | グレートウォール | 9 | 5 | 60.00% |
5 | ジークフリートライン-戦争 | 19 | 13 | 59.38% |
6 | エル・ハルフ-戦争 | 20 | 14 | 58.82% |
7 | 漁師の港-戦争 | 19 | 14 | 57.58% |
8 | ジークフリートライン | 20 | 15 | 57.14% |
9 | ベルリン | 8 | 6 | 57.14% |
10 | 湖 | 32 | 23 | 57.14% |
なるほど…そうきたか……。
まず1位の珠江や4位のグレートウォールは、かなり以前から登場しなくなっており、そのためこのデータ数が少なく、マップを遊んだ時期も古め(1年以上前)と思われます。
なのでこの2つは少し差し引くとしましょう。
リバティフォールズ、ツンドラは立派な成績です。毎回ここに当たればいいのにw
リバティフォールズは西側にHT、TDの定番ポイントがあるので割と戦いやすいのでなるほどねという感じです。
ジークフリートラインは東側の市街地が突撃しやすくて好きですねえ。
漁師の港-戦争 はTDの狙撃ポイントがあって、このマップになると「よしっ」と思っていたので勝率にも反映されている感じです。
エル・ハルフもあきらかに好きなマップですね。
ツンドラは…良く分からんw
まとめると、勝率の高いマップは自分なりの戦略(立ち回り)が明確になっているところのようですね。
勝率の低いマップ
勝率の下位10 はこちらです。
順位 | マップ | 勝利 | 敗北 | 勝率 |
---|---|---|---|---|
56 | 漁師の港 | 20 | 22 | 45.45% |
57 | レッドシャイア1944 | 8 | 10 | 44.44% |
58 | 北極圏 | 33 | 43 | 43.42% |
59 | マリノフカ | 46 | 61 | 42.99% |
60 | カレリア | 26 | 36 | 41.94% |
61 | ノースウエスト | 22 | 31 | 41.51% |
62 | ルインベルク | 13 | 19 | 40.63% |
63 | ルインベルク-戦争 | 11 | 17 | 39.29% |
64 | 鉱山 | 17 | 33 | 34.00% |
65 | 太平洋の島 | 7 | 17 | 29.17% |
ルインベルクが2つあるのが目立ちます。ここ、LTやTDだと結構途方に暮れるんですよね…。
鉱山と太平洋の島、これはひどい。鉱山は確かに真ん中の台上で粘ることが苦手です。マップが狭いせいかどうしても突っ込みすぎてしまう。
太平洋の島は堂々の最下位、3割勝てていませんw
ちょっと理由がすぐには思いつかないので別の分析が必要そうです。
不思議なのは勝率上位にきていた 漁師の港(-戦争) が、下位10位にもいることです。
「-戦争」の付く付かないでそんなに違いがあるのでしょうか。これも後日の考察にゆだねる必要がありそうです。
印象と勝率は合っているか
冒頭、得意なのはエル・ハルフ、エンスク、砂の川と書きました。
順位 | マップ | 勝利 | 敗北 | 勝率 |
---|---|---|---|---|
6 | エル・ハルフ-戦争 | 20 | 14 | 58.82% |
15 | エンスク | 15 | 12 | 55.56% |
39 | エル・ハルフ | 31 | 30 | 50.82% |
50 | 砂の川 | 40 | 43 | 47.06% |
まあまあ勝っていると言えなくもないけど、砂の川なんて負け越していますね。
不得意に挙げたのはセヴェロゴルスクとプロクホロフカです。
順位 | マップ | 勝利 | 敗北 | 勝率 |
---|---|---|---|---|
23 | セヴェロゴルスク | 12 | 9 | 54.55% |
37 | プロクホロフカ | 45 | 43 | 51.14% |
…勝ち越してるやん。
というわけで、印象と勝率はあまり合致しない、というのがとりあえずの結論になりそうです。
続きます。