Thinkpad T480のストレージ
2018年9月に購入したThinkpad T480ですが、早くもストレージが枯渇してきました。
まあその前に使っていたT420sでは500GB SSDに換装していたのに、今回256GBでオーダーしているのでそりゃ足らなくなりますよね。
なので換装用のSSDを物色します。
2019/5/7追記 PCIe 3.0 x 2 に関して追記。
Thinkpad T480 購入時のカスタマイズでは 「256GBソリッドステートドライブ (M.2 2280, NVMe) OPAL対応」を選んでいます。 以下画像の通り、容量のほかにHDDの7200rpm/5400rpm、SSDもSATAとNVMeといろいろ選べます。 快適に使うのであればNVMe一択ですね。
ちなみに今気づきましたが、カスタマイズ画面の「NVMe」「PCIe」「PCIe-NVMe」の表記違いは何でしょうね。同じものを指すと思うんですが。
さらにちなみに、自分の購入時より15,000円ほど安くなっていますね…。すでに型落ちだからしゃあないか。
SSDの選択ポイント
SSDを物色するにあたり基礎知識と選択ポイントを整理します。 そのために「自作とゲームと趣味の日々」さんの記事を一読しました。大変分かりやすいです。
SSDに求める要件はこんなものです。
- NVMe接続で快適に使いたい。
- ただしガチの性能を求めるわけではなく、安さを重視。
- 容量は最低でも500GBだが、出来ればもっと欲しい。
そして一通り調べた結果選択のポイントとなりそうなのはこんなところでした。
- MLC/TLC/QLCであれば、TLCが本命。QLCはまだ出始めで商品が書き込み耐性(TBW)が低く、またキャッシュ超過時の速度低下が大きい。MLCは高価。
- NVMe SSDは発熱がすごく80℃以上は当たり前のようなので、ノートPCの内蔵用途であることを考えると性能より低発熱を重視したい。
- そもそもThinkpad T480はPCIe3.0x4ではなくPCIe3.0x2らしいので、ガチの性能は求めるだけ無駄。
候補となる製品
これを書いている2019年4月時点で、購入候補としたのはこちらです。
先に結論を書いてしまうと、納得いけば即購入してもよかったんですが、 本命の 「WD Blue SN500 NVMe 500GB」の1TBモデルが少し待てば出るんじゃないかと期待して、しばらく様子見です。
WD Blue SN500 NVMe 500GB
2019年3月に発売されたばかりの新製品です。
2019/4/22時点で価格コム 9,313円と500GBクラスでもかなり安いです。
「自作とゲームと趣味の日々」さんのレビューによると、読み書き速度は必要十分でありながら発熱が低いというのがポイント高いです。キャッシュ超過は6GBからとかなり早いですが速度低下は750MB/sと抑えられており、もし1TBモデルが出ればさらに改善されると思われるので、現時点の本命です。
Crucial P1 1TB
QLC のため価格が最安レベルです。QLCの製品はIntel 660pかこれという感じです。
2019/4/22時点で価格コム 500GB 8,899円、1TB 16,471円です。
「自作とゲームと趣味の日々」さんのレビューによると、SLCキャッシュ超過後の速度低下は100MB/sとなかなか激しいですが1TBモデルで100GB以上のキャッシュ容量があるので、実使用上は問題なさそうです。
QLCなので書き込み耐性が200TBWと低めなのと、発熱は結構ありそうなので、次点ですかね。
Intel 660p 1024GB
これもQLCのため最安レベルです。2018年9月発売の、QLCの市場最初の製品のようです。
2019/4/22時点で価格コム 500GB 8,618円、1TB 15,960円です。
「自作とゲームと趣味の日々」さんのレビューは512GBモデルですが、QLCであるだけにSLCキャッシュ超過後の速度低下は60MB/sと非常に激しく、USB接続しているようなものなのでちょっとキツイですね。 キャッシュ容量も1024GBモデルであれば100GB程度あるようですが、600GB程度を使用した状態だと40GBくらいまで落ちてしまうようなので今となっては古い感があります。
CFD CSSD-M2B01TPG2VN 1TB
価格コムでは2019年1月掲載となっていますが、2019年3月ごろまでなかなか発売されなかったようです。
2019/4/22時点で価格コム 500GB 10,280円、1TB 19,500円です。
「自作とゲームと趣味の日々」さんのレビューは2TBモデルです。性能面は上で紹介したどれよりもダントツです。TLCにも関わらずQLC並みの激安さと、読み書き3000MB/s超という性能、さらに書き込み耐性1665TBWというスペック大王でネット上でも期待が高まっていたようで、私も気になっていました。ところが発売されると、ヒートシンクとメモリコントローラが接触していないという問題が発覚しています。
そもそもヒートシンクのままではたぶんThinkpadには取り付けられないので、選択肢には入りませんね。ヒートシンクを取ると保証外になってしまうようですし、デスクトップ用ですね。
SSD候補製品まとめ
2019/5/7追記修正
Lenovoのサイト Product Specification Referense (PSREF) から、Thinkpad T480の詳細な仕様を確認できます。
ThinkPad T480 Platform Specifications(PDF) のStorageの項目に「Some: M.2 SSD /PCIe NVMe, PCIe 3.0 x 2, 16Gb/s」とありますので、NVMeのSSDを換装する場合には PCIe 3.0 x 2 で性能的には十分ということになります。
それを考慮してSSD選択のポイントを表にまとめました。 一部のスペックは 自作とゲームと趣味の日々 さんから転載させていただいています。