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【じゃんたま】雀魂牌譜屋 玉の間400戦のデータで自分の打ち筋を見てみた その3

雀魂牌譜屋で自分のデータを見てみるシリーズ、3回目です。前回はこちら

「立直」データ、「ほか」データを見ていきます。

「立直」データ

立直率 ★

副露率が高いのに立直率も玉の間平均くらいあります。 攻め攻めです。 詳しくは前回記事参照。

立直和了 ★★

リーチ時のアガリ率47.68%は低めです。 雀豪2以上は50%を超えており上位ほど高いので、これは明らかに弱点ですね。 原因はリーチ巡目が遅い、悪形リーチが多い、といった点かと思われます。 じゃあなんでそうなってるの、という点は後述。

立直放銃A/B ★

AとBの違いはリーチの瞬間を含む(A)、含まない(B)です。 Aのほうは段位との相関性があります。 自分のデータはB(リーチの瞬間を含まない)は9.28%とかなり低くて優秀なのに、Aは雀豪2程度ということはリーチ宣言牌でわりと振り込んでるということ…ですかね?

立直収支/収入/支出 ★★

リーチの収支2953は玉の間平均より低く、改善ポイントですね。 段位別で見ると、玉の間の養分である雀豪1は2882と飛び抜けて悪く、雀豪2以上は3100以上ということは、わりと重要な項目のようですねこれ。

自分のデータの場合、リーチ時の収入は8468で上位25%とかなり優秀、放銃時の支出は6891で悪くない(雀聖2相当)、なのに収支が平均以下というのは、立直和了率が低いのが響いているんでしょう。

先制率/追っかけ率/追っかけられ率 ★★

リーチ関連のデータでやたら自分の特徴が出ているのがここです。
先制率71.91%はまさかの下位95%。
裏返しの追っかけ率28.09%はなんと上位4.6%!
玉の間の皆さんより1.5倍、20人に1人の追っかけ好きということになります。

これは自覚あります。
前回の記事にあるように比較的ダマが好きなうえ、ダマ待ちしているところに他家からリーチがかかると、ほぼ追っかけリーチしてます。 いちおう、降りずに向かってくれる人が少なくとも1名いるので和了確率が上がるから、という理由はあるんですが、単純にめくり合いが楽しいんですよね。

立直巡目 ★

リーチ巡目は9.929と、玉の間の下位15%の遅さです。 これは追っかけリーチのケースが多いからと思われます。 雀魂牌譜屋のデータでは分からないですが、自分、聴牌スピードは速いと思うんですよね。 にもかかわらずリーチ巡目が遅いのはそういうことかなと。

ところで、麻雀を(たぶん初めて)数理統計的に分析した名著『科学する麻雀』にはひたすら先制テンパイ即リーチの有効性が書かれています。 手変わりを待つな、とも。
読んだのは10年以上前ですが、自分は『科学する麻雀』の教えに則るようにしています。

ところが、私はダマが多め、先制リーチ率低めなので、少し変えていった方がいいかもしれないですね。

立直流局 ☆

リーチした局の流局率は13.40%とやたら低めですが、段位との相関性はあまりなさそうです。

一発率 ☆

一発率も段位との相関性はなく、むしろ上位の方がほんの少し低くなっているくらいなんですが、 自分の一発率は24.59%、上位12%の高さです。 追っかけ率の高さが影響していると思うんですが、一発は楽しいし、この値が高いのは純粋にうれしいですね。

振聴率 ☆

振り聴リーチ率 1.68%はやたら高いな…? 無謀なリーチをしがちです。

立直多面/立直良形 ★

立直多面 70.15%は低いです。 下位22%。 立直良形 45.68%も低めです。 下位32%。

愚形リーチが好きすぎィ!
これも自覚あります。 字牌シャボ待ちは大好物で、とにかく、リーチでもダマでも、ロンあがりを目指したいんですよね。

ただし段位別の傾向を見てみると、多面率は上位と下位でほぼ全く差異が無いのに対し、良形率は明確に上位の方が良いという相関があります。 つまり上位の方がアガリ牌枚数を重視しているということです。

改善すべき点は明確です。 愚形とアガリ牌の枚数の少ないリーチを減らした方がよさそうです。

「ほか」データ

「ほか」データは雀力にあまり関係しそうにない項目も多いですが、打点効率関連は重要です。

最大連荘 ☆

最大連荘は6。玉の間の中央値は5のようです。 たしか雀魂の段位戦には八連荘の役満はないですが、目指したい。

裏ドラ率 ☆

裏ドラ率は33.78%となんかいいです。 裏ドラを狙いにいくなんてことはしないので、これは純粋にツキですかね。

痛い親かぶり率/痛い親かぶり平均 ☆

親かぶり率は明らかに高く(11.08%)、親かぶり点はやや低め(10401)。 なんででしょうね。 鳴きが多いから、安そうな手の時に向かってこられちゃうんですかね。 どちらも段位との相関性は薄そうです。

放銃時立直率/放銃時副露率 ★

自分が放銃してしまったときにリーチしている割合と鳴いている割合です。 放銃時副露率は43.12%で下位11%。 鳴き麻雀なので手牌が少なくなった状態での放銃が多いためですね。 これはもう当然ですね。

鳴き麻雀のスタイルは変えるつもりはないですが、放銃率は下げないといけないので、今後は多少副露率を下げるとしても、次の副露後放銃率を良くしていきたいですね。

副露後放銃率/副露後和了率 ★★

副露後放銃率14.69%は、良くないです。 段位別に見てみると、かなり明確に上位は数値が低く、雀豪1は飛び抜けて数値が高いです。 しのぎのスキルの差と思いますが、「雀豪1は玉の間の養分」如実に表しています。

副露後和了率26.97%も悪いです。ゴミ。 下位19%ですが、雀聖とは3ポイントも差があります。

ここかあ。ここですね自分の弱点、改善点。 点棒が凹んでいるときやどうにもツキが無いように感じるとき、明らかに無謀な鳴きをしている自覚があるので、 これは減らすことが第一でしょう。 その結果、副露後放銃率は14%、副露後和了率は29%くらいになりたいです。

副露後流局率 ★

段位と相関性があり、上位ほど流局率が高いです。 自分の副露後流局率は14.40%と、数字だけ見れば雀聖レベルということになりますが、 そもそもなぜ上位の流局率が高いのか謎です…。

打点効率/銃点損失/調整打点効率 ★★★

調整打点効率=打点効率-銃点効率
      =和了率×平均和了-放銃率×平均放銃

前々回も触れたとおり、調整打点効率は超重要です。 プロ野球でいうOPSのように、これを指標としていけばいいのかなと思ってます。

打点効率 1496 は玉の間のレベルを超えて、良いです。 上位25%。

銃点損失 799 は玉の間平均ですが、上位層は700以下です。

調整打点効率 697 は良くも悪くもなく、雀豪2相当です。

段位との相関性は、調整打点効率が他の様々な指標と比べても最も顕著に表れています。 533の雀豪1と702の雀豪2では169、1.3倍であり、上位層とはさらに差が大きくなって雀聖3との差は300超、1.6倍です。 雀豪1の「玉の間の養分」っぷりがすごく表れています。

さらに、打点効率(攻め)よりも銃点損失(守り)のほうが相関性が高いようです。 雀豪1と雀豪2の差が100も開いており、上位レベルはそれ以上です。 打点効率は雀豪2以上は団子状態ですが、雀豪1だけが一段低くなっており、雀豪1は攻守ともに玉の間でカモられています。

とすると、自分の目指すべきはこんなところになりそうです。

  • 打点効率の高さはを長所なのでこれは維持
  • 銃点損失は雀豪2に届いていないので、守備力向上。750に減らすことが目標
  • その帰結として調整打点効率は750が目標。800になれば雀聖レベル

局収支 ★

総合的な指標ということでは調整打点効率と似たようなものかと思います。 局収支は64。 雀豪2と雀豪3のあいだですね。

そのほかのデータ

平均配牌向聴 ☆

そのほかのタブで分布が分かるのはこの平均配牌向聴だけです。 これこそは運否天賦以外の何物でもないですね。 そして段位間の差もありません…
あれ?自分の配牌時シャン点数は3.467って微妙に低い?